1970年代になってCTスキャンが実用化され画像診断法が急速に進歩しました。同じ科学技術
に支えられ、精密な画像を描出できるようになったのが超音波診断装置であります。超音波とは、
人間の耳に聞こえる音の範囲(およそ20Hz〜20,000Hz)より周波数が高く、人間が聞くことが
できない音をいいます。
画像原理は発信された超音波が、生体内に伝わり、各臓器に反射され受信される。これを繰り
返すことにより、生体の断面を画像化します。(パルス反射法)
大学で(特に肝・胆・膵臓)研究をおこなっていた私(品川秋親)は、いち早くこの診断法に興味を
もちました。とくに、後腹膜に位置する膵臓の描出法には独自の研究を重ね、多くの学会で、発表
をおこなってきました。
CTやMRIの前座的診断法ではありません。:超音波画像を正しく描出できればCTやMRI(閉所
恐怖症になりがち)を行わなくても、正しい診断ができます。また婦人科疾患、心血管系疾患、泌
尿器疾患などの診断にも有効です。

1979:『超音波診断に関する研究−特に慢性膵炎と膵癌の鑑別診断について』    (日大医学雑誌Vol.38.bP1.12)
1982:『リニア電子スキャンによる上腸間膜動脈及び腹腔動脈の計測』
(第40回超音波医学会にて発表)
1984:『胆嚢切除後の胆管に関する検討』
(腹部画像診断Vol.4.bR医学館)
1986:『超音波断層法による水腎症2例の経時的観察−特に利尿剤静注後の診断について』
(腹部画像診断Vol.4.bR医学館)
1988:『リニア電子スキャンによる正常肝の計測−特に胸厚と肝サイズの関係』
(腹部画像診断Vol.8.bT.メディカル・コア)
1992:『下垂胆嚢の超音波的検討−特に非下垂胆嚢との比較』
(腹部画像診断Vol.15.bQ.メディカル・コア)
1995:『背部走査による膵尾部の超音波断層法−特に絶食時と脱気水飲用時の比較』
(腹部画像診断Vol.15.bQ.メディカル・コア)
1999:『超音波断層法による胃拡張症の診断』
(福井県医学会にて発表)